■クリスト・ディ・カンポベッロ（シチリア州）

http://www.cristodicampobello.it/

シチリア南部の遺跡都市アグリジェント近郊にワイナリーをかまえます。
ワイナリーのロゴにもある十字架は、ワイナリーが出来る200年以上も前から畑の中に建つ十字架をモチーフにしており、毎年5月に巡礼が行われます。
海抜230～270mの小高い丘にある畑は、ワイン造りに非常に適した石灰質土壌である。
シャンパーニュ地方と同じ白亜質の石灰質土壌は、ワインの味わいにフレッシュ感、ミネラル感、余韻を与えてくれます。
この恵まれた土壌を活かすため農薬、除草剤、化学肥料に頼ることのない、ビオロジックでブドウを育てます。化学肥料の代わりに畝の間にそら豆の苗を植え、その根を通して土壌に窒素を与えます。
しかし、過度の窒素供給は土壌に悪影響のため隔年で行います。
ワイナリーを設立して12年ほどの非常に若い生産者ですが、2007年に初収穫、2009年に満を持して初リリースされたワインは、イタリアのワインガイドからはもちろん、世界各国のワインガイドからも絶賛され、今後注目のシチリアのシンデレラワイナリーです。